「大体で良いからこのデータ欲しい」は結構難しいという話

2022/12/13


「このデータ欲しい。細かくなくてよいから。大体で良いから、ざっくりした値で良いからすぐ欲しい」みたいな話って良くあると思います。自分もそう思うときはあるので気持ちはわかります。

ただ、「ざっくりした全体の値」みたいなものがすぐ出せるとしても、今回の意思決定に対してその粒度のデータで判断して問題はないか?を確かめるためには、そのデータの前後期間、YoYに特別なことが起きていないかとか、分解したときに特定のセグメントの値だけ急増/激減していないか、などを確かめる必要があると思っている。なので、最終的に出すデータは「ざっくりとした全体の値」であっても、それより深いデータを見にいく必要があることが多い。その辺りを依頼する相手と共通認識持っておくと良い。

似たような話で「結論をシンプルに」という話も、シンプルな結論に至る工程は複雑であることが多いと思っているし、「結論シンプルになるようまとめて」と言われたときには粒度の粗いことだけやれば良いわけではない。深いところまで潜った上で、シンプルにまとめる。


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