2024年
かまいたちの掟というローカル番組がある。かまいたちの山内さんの出身である島根県や山陰地方を中心としたロケ番組でそれらの地域中心に放映されている。関東では放映されていないけれど、AmazonPrimeの大阪チャンネルを課金することで第1回から見ることができてハマって見ている。
その中で、山内さんの母校の高校の文化祭に2人がサプライズゲストとして参加する会があり、とても感動した。
文化祭へ参加するいきさつも、2年生の生徒会長の子がコロナ禍で東京へ行くことができなかった3年生に思い出を作ってもらいたいという思いを番組のDMに送ったことがきっかけで、番組冒頭でかまいたちの2人も偉いと言っていたが、まずそこにグッと来た。
番組の内容はいつものバラエティーとして進行し、特別に感動的な演出などはない。でも、体育館に現れた2人に割れんばかりの声援が飛び、2人の掛け合いに子どもたちが大盛りあがりなところを見ると凄く良かったね、と思える。そして最後に生徒達から「漫才がみたい」というリクエストがあり、かまいたちの2人が漫才を披露しこれまた会場は大いに湧く。
最近自分の中で「感動」というのは人生において重要なテーマだと思っている。人が生まれていつか死ぬという人生において、なにか世の中にプラスの影響を与えられれば良いなと思っているが、その中でも「感動」を生むことができたらとても素晴らしい。「感動」といっても、泣けるとかそういうことだけでなく、ようは人の心をプラスに動かすことができれば、人数の多さやその大きさは問わない。
そんなことを思っているときに、マイク1本でこれだけ多くの人を笑わせて幸せな気持ちにさせる漫才師というのは凄くカッコ良く映り、その対象がコロナ禍で窮屈な思いをしていた子どもたちだと思うと無性に泣けてくる。漫才のあとの、濱家さんのコメントも「大変な世の中だけど、少しでも思い出に残ってくれれば」といったもので、とても良かった。
もう一つ、番組終わりのシーンで、スタッフの男性が泣いていてかまいたちの2人がそれを茶化すワンシーンがあった。
あの涙の理由を勝手に想像すると、僕と同じように現場でかまいたちの2人を袖から見ていてカッコいいと思った気持ち、自分たちが作った番組をきっかけに地元の子どもたちがこんなに喜んでくれているという嬉しさ、のようなものが混じったものだと思う。そう勝手に思って、僕ももらい泣きをしそうになった。というかちょっとした。普段は下ネタも多めな完全なバラエティー番組でそれを見たくて見ていたけど、ふいに見たこの回はそんな感動回だった。