読書メモ『アイデアのつくり方』ジェームス・W・ヤング
2023/06/21
- どんな技術を習得する場合にも、学ぶべきはまず第一に原理であり、第二に方法である
- アイデアがつくりだされる方法に心を訓練し、アイデアの源泉にある原理を把握する
- 特種な断片的知識は役に立たない。ロバートハンチス博士の「急速に古ぼけてゆく事実」によってできている知識だから
- アイデア作成の原理
- 1.アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何者でもない
- 2.既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する
- 個々の知識が分離した知識にすぎない人と、1つの事実が一連の知識の鎖の中の一つという人
- 事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデア作成に最も大切
- アイデア作成の方法
- 第一段階:資料の収集
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特殊資料:製品とユーザについての資料。タクシー運転手を1人。一見他の運転手と違いない。それを世界中の誰とも違った独自の人物に見えるまで研究する。そのくらいの深掘り。浅いところで皆やめる。表面的な違いがないからといってやめず、製品とユーザについての関係の特殊性をみつける。
- 一般資料:世の中のあらゆること。特殊資料と一般資料の組み合わせでアイデアが生まれる。
- 資料をまとめるならカードを使うと良い。(”情報カード”のようなもの)
- 第二段階:集めた資料の咀嚼
- この作業の中で部分的なアイデアが出たら書き留めておく
- 第三段階:いったんこれまでやってきたことから離れる
- 問題を完全に放棄して、想像力や感情を刺激するものに心を移す。音楽、映画、小説・・・。
- 第四段階:何もしない、が、「常にそれを考えている」
- 第三段階まで終わっていた場合、あとは常に考え続けることでふとアイデアが訪れる。それを待つ
- 最終段階:
- アイデアを、現実の過酷な条件に適合させるために様々手を加える。
- アイデアマンもこの適用段階を通過するのに必要な忍耐がない場合が多々ある。
- アイデアを誰かに話す。良いアイデアは話した相手が刺激され、手を貸してくれる。
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言葉はそれ自身アイデアである。言葉をマスターするとアイデアは息を吹き返してくる。言葉はアイデアのシンボルなので、言葉をあつめることでアイデアを集めることができる。
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