寄せ書きで伝えたいのは自分がどう変わったかということ

2022/12/12


会社で誰かが退職・異動するときの寄せ書きに何を書けばよいのかという話。何を書けば良いか?を考えるなら、もらった人が喜ぶことは何か?を考えると良くて、それは2点で「自分しか書けないことを書く」と「自分がどう変わったかを書く」ということ。

自分しか書けないことを書く、のは、皆思いつきやすいし書きやすい。「6年間お疲れ様」より、「あのプロジェクト大変でしたね」とか「いつも飲みに行ったね」とかのほうが特別で嬉しい。

自分がどう変わったか、のほうはそれに比べてあまり意識されないが、受け取り手は嬉しいはず。具体的には「あのとき言われたこのアドバイスをずっと続けています」「あなたのこの行動を見て、自分もこうするようになりました」「あなたと仕事をすることで、仕事への考えがこう変わりました」といった言葉。

なぜこれが嬉しいのか。それは、本質的に人は他人に影響を与えることを嬉しいと思うから。これは、生きるとは次に繋ぐことだという生き物の本能的な考え方もあるかもしれない。 そして、人に与えた影響は与えられた本人から言われないとわからない。そこで伝えることは小さくても良い。なんなら本人も覚えていないような小さいことのほうが嬉しいかもしれない。とにかく、「あなたがいた世界といなかった世界の差分は何か?」ということが大事。


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