施策における定性的ロジックと定量的データの関係性

2022/05/02


ここでいう施策とは、サービスの改善のためのABテストのようなものや、もう少し大きな規模のキャンペーンのようなもののイメージ。

施策にとって、定性的なロジックは必須だが定量的なデータは必須ではないと思っている。ロジックというのは、「その施策が、ユーザのこの困りごとを、こうやって解決する」ということに対しての定性的な違和感のなさ。で、定量的なデータはそれを補強するために存在する。

データドリブンといった言葉を使うとき、「定性<定量」だとか、後者の定量的なデータが必須といったようなイメージがあるかもしれないが、データはあくまで補強材料であり、逆にデータから先に考えて、「このページの訪問者の10%がCVすれば●CVを生み出す。だから広告から●訪問の流入を得よう」といった考えになるのは危うい。自分が1ユーザになったとき、どういう気持ちでその広告をクリックし、その心理状況に対して着地ページのどの情報が後押しをするからCVするのか。といったことを考え、そのロジックが「確かにそうなるね」と素直に本心から思えたとき、はじめてそのデータを見に行くくらいがよい。


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