フレンドにpushメッセージが送れないSwitchのUXの不便さ

2019/03/14


Switchはフレンドにメッセージが送れない。例えばスプラトゥーン2をプレイしているとき、フレンドもプレイしていることがわかったら「一緒にリーグマッチやろう」とか誘いたい。でも、Switch本体からメッセージを送る機能がないため、部屋を立てて察してもらうしか方法はなく、実質不可能と言って良い。これを解決するにはスマホのメッセージアプリなどを使うしかなく、非常に不便。

Switchは、スプラトゥーンでもスマブラでもマリオカートでも、フレンドとの協力・対戦プレイ機能を提供しておきながら、外部のメッセージアプリに頼らないと部屋に集まることが出来ない。例えばスプラトゥーンなら、リーグマッチの部屋たてると同時に「後1人募集中」といった固定メッセージをフレンドに対してPush通知のように送れるとか、そういう機能の1つでも欲しい。それをせずして「フレンドと遊ぼう/遊べる」と言われても困る。

この手の話をすると「トラブル回避」という話が出てくるが、ユーザ同士のメッセージのやりとりがトラブルになるというのならば、現状でも回避できていない。フレンドとの協力・対戦機能を提供しながらゲーム機で実質不可能な状況を作れば、外部のSNS系サービスに頼らざるを得ず、結局そちらでメッセージのやりとりが発生している。回避できているのは、"Switch上で"ユーザ同士のトラブルが起こることだけ。

ここまで書いていて、Hearthstoneの観戦機能は改めてよく出来ていると思った。フレンドリストを開くとオンライン中のフレンドの名前が表示されるが、ホーム画面にいるのか対戦をしているのか、状況が事細かにわかる。さらに、対戦中であればその対戦を観戦することができ、そのままメッセージを送ることもできる。対戦を見られている側も「誰々があなたの対戦を観戦しに来た」という情報がわかる。この観戦状況というのは凄く良くて、覗いている側は相手に対して「あなたに興味がある/自分は暇である/対戦を申し込む可能性がある」といったことを緩やかに伝えられる。何もなしで急にメッセージを送るよりも、心理的なハードルはかなり下がる。たまたまフレンドになった人にでさえ、この機能から対戦を申し込んだ経験が何度もあるくらい。


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