会社の人に借りたビジネス本の返すタイミングを失う現象

2019/06/08


個人的な観測範囲では、職場の人に借りたビジネス書籍って返せず手元に残り続けることはかなり"あるある"だと思う。

まず、本を読むことが習慣化されている人は少ない。僕もそうで、なんとか必死に読んでいる。その場合、自分で買った本ですら積まれている。そこに対して、借りた本が差し込まれる。なるべく優先順位をあげるものの、もともと積むような人間は今読んでいる本をすぐに消化することはできない。

ここから更に悪循環が始まる。借りた本への興味は、時間が経てば経つほど少なくなっていく。自分で買いもしなかった本なのだから当然だ。読まなければ読まないほど興味は薄れていき、興味が薄れていくから読もうという気が起きない。

最後にやっかいなのは、本を返すタイミングで何らかの感想が必要なことだ。図書館に返すなら読んでない本でも返せるけど、職場の人に返すなら、返すタイミングで「ここがためになりました」の一言が必要だ。いや、実際にはそんな会話はしないかもしれないけれど、向こうから「どうだった?」が来る可能性がある以上、自分の中にカウンターとして用意しておかなければならない。

その結果、借りた本は読まずに手元に残り続ける。年に一度「借りた本を返す日」をつくり、そこでは一切の感想を求めず、粛々と返すというルールがある。というのはどうか。本棚の2%くらいは元の位置に戻っていくと思う。


Topページへ戻る