意思決定の最短ルートはすべての選択肢を用意すること、の時がある

2019/09/17


意思決定者に何かを決めにいくとき、もしくはその手前でチーム内で案を検討するとき、自分の中で1つに決めようとせず、考えうるパターンを全て用意してから話す方が早いことがある。

例えば、上司が使う資料を作っていて、「この話ってどこまで丁寧に資料化すれば良いか?」とか「こう見せようという話だったが、資料作り始めたら別の良い見せ方を思いついたがどちらにするべきか?」といった時。こういう時は、何にするか悩むのでは無く、考えたパターン全てを作って、それを持って上司に話に行くのが一番早く終わる。

一見、全パターンを作るのは無駄に時間がかかるように思えるがそうではない。まず、答えのない中でパターンを1つに決めようと悩む時間がなくなる。下手にそこに悩むよりも全パターン作る方が時間が少ない事すらある。次に、全パターンがある事で意思決定の場面がスムーズに進む。自分の作業が多少増えたとしても、意思決定が1発で終わる事で全体のスケジュールを短縮できる。

もちろん、全パターン作る前に上司捕まえて決められれば作業時間は短縮できるかもしれない。でも、経験上、捕まえて「どうしよう?」と相談しても「わからん」という答えが返ってくる確率は高い。(自分自身が意思決定者だとして、パターンが目の前にない状態で想像で決断できるのか?と考えてみるのが一つの確認方法)


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