2018/07/30
少し先の未来に一般家庭にアンドロイド(ロボットのほう)がある状況の話。
一緒に暮らすとアンドロイドに情がわくだろう。aiboですら墓をつくり、スマートスピーカーに挨拶をするのならば、アンドロイドにわかないわけがない。
その場合、何年かに一度訪れるであろうアンドロイドの機種変更時に困る。「2030年モデルのペッパー買ってきたから、前のやつ初期化してメルカリにだすねー」なんて簡単に処分できる存在ではなくなってしまう。
なので、ユーザは人格・記憶の移植を求めるだろう。2030年モデルの新しい外観のペッパーだとしても、「ハジメマシテ。オナマエヲオシエエクダサイ。」と言うのではなく「UserName サン、アタラシイモデルヲアリガトウゴザイマス。カイテキデウレシイデス」と言うことを望むはずだ。
一方で、これはメーカーにもメリットがある。人格を移植できるようにすれば他者のアンドロイドへの乗り換えを防ぎ囲い込みができるからだ。アンドロイドを乗り換えるということを、今まで働いていた人の首を切り別の人を迎え入れることや、家族を失い別の家族を迎え入れることくらいまで思わせれば完璧だろう。
そのためにも、メーカーはアンドロイドを人間に寄せるだろうし、最初の1体目になることが何より重要になる。スマートスピーカーがある程度会話をし、いずれこの流れで体を持つようになるとすれば、今すでにその戦いが始まっているのか?