2014/06/08
ウル4の販売スケジュール。
・4/17:日本でアーケード稼働
・6/4:海外の家庭用発売&内容調整
・7/11:EVO2014
・8/7:日本の家庭用発売
なんとも言えない複雑な状況。 EVOを基準に考えるなら6/4に日本含めて全世界で家庭用出せば全員平等で良い。しかしそれではウル4を入荷した日本のゲーセンはたまったもんじゃない。だから日本だけ家庭用の発売がEVOの後まで遅れる。 プロでもない一般の日本人がEVOのためにウル4をやり込むにはゲーセンしか場所が無く、4月に稼働してようが1ヶ月間家庭用で好きなだけ対戦できる海外の人と比べると総合的には不利な環境になってしまうのが釈然としない。
のはずだった。のはずだったけれど、現在、日本ユーザでも海外のアカウントをつくる(※)ことでウル4のデータをダウンロードして家庭用でウル4ができるようになり、日本のガチ勢の人は8月を待たずに家庭用で遊んでいる。 これまでゲーセンに通っていたようなガチの人程、家庭用でやり込むだろう。EVOまでにやり込むために人が沢山きてくれると思っていたゲーセンはたまったもんじゃないと思う。 ※海外アカウントをつくる上で架空の住所を入れた場合は違法。垢BANの可能性があるけれど事例はなさそう。
この問題、悪いのは誰なんだろう。 まずゲーセンは一番の被害者だ。せっかくウル4を高額で仕入れたのに想定より売上は減るだろう。 日本だけ配信を遅らせるカプコンが悪いのか。それも違う。配信を遅らせるのはゲーセンへの配慮からだ。 海外用をDLする日本人プレイヤーが悪いのか。真っ白ではないけれど悪いとは言えない。EVOを目指すような人達にとってみれば日本だけ時間も場所も限られたゲーセンという環境しかないのは不公平だと思う気持ちはわかる。EVOの関係ない一般プレイヤーだって「なんで海外は出てるのに日本は遅いんだ」って不満から先にやりたい気持ちはわかる。
結局、誰も悪くない。メーカーにもゲーセンにもプレイヤーにも責められない要因が少しずつあって、ゲーセンの格ゲーはもう限界にきているんだと思う。