2014/04/23
PS4にシェア機能がつきスマホ/タブレットでゲームをすることが当たり前になり、ゲームでの体験は共有されていく。ゲーム自体もいかに共有されるかを考えてつくられていくはず。
何をやっても面白い芸能人や有名実況者ではなく、ただの一般人がゲームの動画を投稿し、そこに友人からの反応が起こるために、ゲーム自体をどうすれば良いのか考える必要がある。
ということで、まずは共有するシチュエーションもろもろ。
・ハイスコア 古くはゲーム雑誌のハイスコアコーナー。現代ではLINEゲーム各種。そのスコアが凄いことを理解するためには見る人もプレイをしている必要がある。数値だけではなく結果と連動した画面もあり(どうぶつタワー)。静止画で良いので楽。
・スーパープレイ 友人に対しては自慢。友人だけでなくそのゲームをプレイしている多くの人に需要がある。ただし万人に需要のあるスーパープレイをすることの難易度は高い。 見ているだけで凄いことが伝わるとプレイしていない人にも波及する可能性。レースゲームなら見た目ゆっくり走っているけど操作が難しいものより、操作は簡単だけど見た目が速いほうがウケる。弾幕シューのボス戦しかり。あれでやりたい人増えるかっていうと微妙だけど。
・勝利 対戦もの各種。対戦の全てを見せるには長すぎてはいけない。格ゲーやパズルは全部見せられるけど、ウイイレやFPSは長い。対戦相手が共通の知り合いだとベスト。
・発見 GTAの隠し要素各種、RPGのボスの特殊な倒し方。製作者の用意したものに対する発見。それを超えて低レベルクリアまでいくとスーパープレイに近いかも。
・偶然性(喜び) ガチャの結果が良い、麻雀で役満。といった、運の要素が強いもの。
・偶然性(スーパープレイ) ウイイレのフリーキック、FPSのHS。確実に再現できるわけではないけれど、その一場面を切り出すとスーパープレイなもの。共有したい度は高い。
・偶然性(笑い) ガチャの結果がしょぼい。不思議のダンジョンで地雷踏んで即死。FPSの大爆発で吹っ飛ぶ。GTAで車にひかれる。 どれもゲームの中では悪い結果なんだけど、そのはけ口や自虐の笑いとして共有できる。
・ストーリー 難しい。1分で感動は伝わらないし、製作者も見せたくない。
とりあえずこんな感じ。共有したい気持ちと状況の発生しやすさのバランスが最高なのが"偶然性"だと思う。どのタイプにするかはゲームによるけれど、共有したくなるシーンが偶然発生する仕組みを作ることはきっと大事なこと。