2014/03/03
「スマホでゲームするのがライトゲーマーで、特定タイトルのみやり込むのがミドルゲーマーで、幅広く買うのがコアゲーマー」と誰かが言ってたけど、コアゲーマーにとって昨今のタイトルのボリュームは多すぎる。
多すぎる、というのはまあ言葉のあやで、実際ボリュームが多いほうが嬉しいはずだし、7000円で買ったソフトが3時間で終われば不平不満を言われると思う。僕だって子どもの頃ならエンディングまで長いほど嬉しかった。
でも、多くの人は年齢を重ねるほどゲームに費やせる時間は少なくなる。そして、それとは逆にゲーム1本のボリュームはどんどん増えてきている。100時間費やせるものもザラにある。
例えば僕は月に2万をゲームの予算として確保しているのでゲームを3,4本買うことができて、仮に4本とすると、週に1本クリアしないとどんなに面白くても積みゲーが出てしまう。1本のクリアに40時間かかるとすれば1日6時間毎日続けなければ消化できないので現実的に不可能。
もう一つ(わがままを)言うと、同じ40時間を費やすのなら異なる体験ができるゲームをたくさんやりたい。そのゲームが面白くて40時間ずっと楽しいものも稀にあるけれど、多くのタイトルは中盤以降同じことの繰り返しになって退屈になる。結末を知るためや区切りをつけるためにプレイを続けることもあるけれど、その時間はもったいないと感じる。
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そういうこともあって最近一番ちょうど良いのは「風ノ旅ビト」「rain」といったDL専用タイトル。どれも個性的な要素を持っているし、飽きる前に2,3時間でクリアできる。お値段は2000円以内と安いけれどもっと高くたって良いと思う。
ゲーマーが金使わないっていうのには、こういった使いたくても使えない側面もあると思う。そういう意味で、金を費やすことで楽しいという気持ちを促進できるガチャゲはお金があって時間がない大人にはマッチしているのかもしれない。